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戦時性暴力、「慰安婦」問題の被害と加害を伝える日本初の資料館

第15回特別展 日本人「慰安婦」の沈黙~国家に管理された性

会期:2017年8月5日(土)~2018年7月末予定 2019年2月17日(日)延長!

日本人にも「慰安婦」にされた女性がいた
——そのことはわかっていました。
公文書や元日本兵の手記には、アジアの女性たちとともに、
日本人の「慰安婦」の存在も記録されていました。
しかし、性暴力や公娼制度から続く国家による性管理を生き抜いた女性を
差別する日本社会のなかで、多くの女性たちは沈黙を続けました。

女性が自ら性を管理されることを選んだかのように見せるシステム、
性暴力を女性に責任があることのようにとらえる視線、
被害の告発を許さない社会の空気は、今も続いています。

【主な展示内容】

  • 年表:性を管理する国家、日本の歴史~近代公娼制度から戦後まで
  • マンガで見る「陸軍が慰安所を制度化するまで」
  • 沈黙のかげで~被害を語った日本人の「慰安婦」
  • 記録された日本人「慰安婦」~元兵士の手記、公文書、女性たちの語りから
  • 外国軍による性暴力~引き揚げ、占領軍とRAA、在日米軍

※ 高麗博物館の企画展「朝鮮料理店・産業『慰安所』と朝鮮の女性たち~埋もれた記憶に光りを~」2017年8月30日-12月28日の期間中は相互来館割引を実施します。
» 高麗博物館ウェブサイトはこちら

【カタログ】

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日本人「慰安婦」の沈黙~国家に管理された性