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戦時性暴力、「慰安婦」問題の被害と加害を伝える日本初の資料館

日本軍「慰安婦」関連公文書のウェブ公開!――公文書タイトルを英語・韓国語に翻訳しました

このたび、wamの新たなプロジェクトとして、日本軍「慰安婦」関連公文書を、日本政府が河野談話発表までに認めたものも含めて、一覧できる形で公開しました。
≫ 日本軍「慰安婦」関連公文書のウェブ公開および、
 公文書タイトルの英語・韓国語翻訳プロジェクトについて

https://wam-peace.org/ianfu-koubunsho/
koubunsho-pageウェブサイトは、日本政府が認定した「慰安婦」関連公文書(「日本政府認定済公文書」)と日本政府が認定していない「慰安婦」関連公文書(「日本政府未認定公文書」)に分け、公文書のタイトルの英語と韓国語への翻訳をリストに併記しています。リストに掲載した画像から、それぞれの公文書の原本データ(PDF)を開くことができます。ぜひ、調査・研究にお役立てください。
これらの公文書から、日本軍「慰安婦」制度は日本軍が立案し、管理し、統制した、軍の後方施設であることが確認できると思います。一方で、これらの公文書は日本軍や政府、あるいは連合国等が作成した資料であり、ここから女性たちが「慰安婦」として受けた苦しみを読み取るのは困難です。権力側にいる男性たちが記録した文書には書かれていない被害にも、ぜひ思いを馳せていただければと思います。

2016年11月15日
アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)