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wam第17回特別展
天皇の戦争責任、忘却に抗する声
~女性国際戦犯法廷から20年(仮)
会期: 2020年12月12日(土)~2021年11月末(予定)
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2000年に東京で開かれた「日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷」から20年が経ちました。日本軍の「慰安婦」として被害を受けた女性たちの「責任者処罰」の声に応えたこの法廷は、「国家が裁かないなら民衆の手で!」と国際的な女性ネットワークによって実現し、日本軍による組織的な性暴力システムの責任者として昭和天皇を含む10名の日本軍高官を裁いた民衆法廷でした。
しかし、日本社会でその意義はどのくらい理解されているでしょうか。日本の近代は侵略と戦争の歴史でした。天皇は、軍の最高責任者・大元帥でしたが、敗戦後の極東国際軍事裁判(東京裁判)では免責されました。天皇の侵略・戦争責任を批判する声は、戦中は「大逆罪」「不敬罪」などで処罰され、戦後も暴力の対象となって不可視化されてきました。この小さな抗う民衆の声を伝えることからその忘却を問います。