日本語 English
戦時性暴力、「慰安婦」問題の被害と加害を伝える日本初の資料館

「wamセミナー 天皇制を考える」第2回、第3回

「wamセミナー 天皇制を考える」第2回、第3回のご案内です。
どちらの回も会場でのみの開催です(後日、録画映像をオンライン配信予定)。

みなさまのお申し込みをお待ちしております。

—————————————-

「wamセミナー 天皇制を考える」

◆<受付を締め切りました>第2回 2021年2月11日(木・休)13:00~15:30
桜の国の悲しみ、菊の国への抗い―「紀元節」に伝えておきたいこと
ゲスト:石川逸子さん

◆第3回 2021年2月23日(火・休)15:00~17:30
「歌会始」が強化する天皇制―序列化される文芸・文化
ゲスト:内野光子さん

場 所:アバコチャペル(wamと同じフロア)
参加費:各回1000円 定員40名(予約制・先着順)
申込み:Googleフォームはこちら

  • メールでお申し込みの際は、必ずお名前・電話番号と参加希望の回を明記ください。
  • 3月上旬にオンライン配信を行います。詳細をご希望の方はwam事務局までお問い合わせください。

 

 

 

 


wamセミナー 天皇制を考える(2)
桜の国の悲しみ、菊の国への抗い―「紀元節」に伝えておきたいこと

日 時:2021年2月11日(木・休) 13:15~15:45
お 話:石川逸子さん

日本軍の「慰安婦」にされた女性たちが声をあげた1990年代以降、大事な集会にはいつも石川逸子さんの姿がありました。詩人として、作家として、日本の侵略戦争と植民地支配によって命を落とした人たち、生き残った人たちの声を世に伝える石川逸子さんに、故松井やよりさんは深い信頼を寄せていました。「女たちの戦争と平和資料館」の設立に向けて準備を進めていた2003年には、チャリティ・イベントとして石川逸子さんの詩を脚本にした朗読劇「地球という小さな星のうえで」(演出:渾大防一枝、劇団民藝)も上演しました。

石川逸子さんは2008年、明治天皇の父・孝明天皇に亡霊として語らせる『オサヒト覚え書き―亡霊が語る明治維新の影』という大著を上梓、2019年には台湾・朝鮮・琉球への追跡編も出版されています。日本の近代と天皇制を問い続ける石川逸子さんからお話を聞き、質疑と議論の時間もしっかりつくります。ぜひご参加ください。

【ゲスト紹介】石川逸子(いしかわ・いつこ)
1933年、東京生まれ。1955年、お茶の水女子大学史学科卒業。公立中学校の社会科教師をつとめるかたわら詩作を続け1983年退職。1982年から2011年までミニ通信『ヒロシマ・ナガサキを考える』(1~100号)編集・発行。日本現代詩人会会員。主な詩集に『定本 千鳥ヶ淵へ行きましたか』(影書房、2005年。初版は1986年、増補版は1995年花神社より発行、第11回地球賞受賞)、『ゆれる木槿花』(1991年、花神社)、『砕かれた花たちへのレクイエム』(1994年、花神社)ほか多数。主な著書に『日本軍「慰安婦」にされた少女たち』(2013年、岩波ジュニア新書 、初版は1993年『「従軍慰安婦」にされた少女たち』)、『〈日本の戦争〉と詩人たち』(2004年、影書房 )、『オサヒト覚え書き―亡霊が語る明治維新の影』(2008年、一葉社)、『オサヒト覚え書き追跡篇: 台湾・朝鮮・琉球へと』(2019年、一葉社)、『歴史の影に―忘れ得ぬ人たち』(2020年、西田書店)ほか多数。


wamセミナー 天皇制を考える(3)
「歌会始」が強化する天皇制―序列化される文芸・文化

日 時:2021年2月23日(火・休)15:00~17:30
お 話:内野光子さん

「歌会始(うたかいはじめ)」とは、年始に皇居で開催される歌会(集まった人びとが共通の題で短歌を詠む会)で、あらかじめ天皇が出した題にそって「一般市民」が歌を送り、秀でた作品を詠んだ人びとが皇居に招かれる「儀礼」です。毎年テレビでも中継され、2万ほどの「詠進」(一般からの応募)された短歌から選ばれた10首、短歌を詠むために選ばれた「召人」の歌、短歌の「選者」に選ばれた歌人の歌、天皇皇后をはじめ皇族の歌が詠まれます。

歌人である内野光子さんは、天皇と「国民」をつなぐ場として機能する「歌会始」と、その選者となることを誇るかつての前衛歌人たちの政治・国家権力への傾倒、天皇が詠む短歌の強い政治性や「国民統合」に果たした役割などを批判し、短歌と天皇制をめぐるさまざまな論考を発表してきました。今回のセミナーでは、内野光子さんに天皇制を維持し強化する装置としての「歌会始」についてお話を伺います。ぜひ、ご参加ください。

【ゲスト紹介】内野光子(うちの・みつこ)
1940年東京池袋生まれ。1959年東京教育大学短歌研究会で作歌を始める。1960年からポトナム短歌会で活動。学習院大学勤務を経て、1965~1976年国立国会図書館、以降1994年まで、私立大学図書館勤務。1998年、立教大学社会学部修士課程修了。歌集に『冬の手紙』『野の記憶』『一樹の声』、評論集に『短歌と天皇制』(風媒社/1988年)『短歌に出会った女たち』(三一書房/1996年)『現代短歌と天皇制』(風媒社/2001年)『天皇の短歌は何を語るのか』(御茶の水書房/2013年)『斎藤史~「朱天」から「うたのゆくへ」の時代』(一葉社/2019年)。共著に『知識の組織化と図書館』(1983)、『扉を開く女たち』(2001)、『女たちの戦争責任』(2004)、『象徴天皇の現在』(2008)、『<3・11フクシマ>以後のフェミニズム』(2012)、『昭和前期女性文学論』『昭和後期女性文学論』(翰林書房/2016、2020)など。


<参加にあたってのご注意>

  • ご来場の際はマスクをご着用ください。新型コロナの感染拡大を防ぐため、会場の定員の半分に制限し、間隔を空けてご着席いただきます。

◆wamセミナー 天皇制を考える◆◆◆
天皇の戦争責任・植民地支配責任を問い続けてきたwamは、「女性国際戦犯法廷」(2000年、東京)から20年の節目にあたって、2020年9月から天皇由来の「祝日」のうち4日間を「祝わない」ために開館することにしました。天皇制を維持してきた私たちの責任を見つめなおし、議論する場を作っていきます。