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wamセミナー 天皇制を考える(6)
近代天皇制がつくってきた差別
水平社宣言から100 年を機に考える
日 時:2022 年2月11日(金・休) 14:00~16:30
お 話:黒川みどりさん
参加費:1000 円
会 場:wam オープンスペース(定員20 名/予約制・先着順)
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「人の世に熱あれ、人間に光あれ」。1922 年3 月、全国水平社創立大会において「水平社宣言」が発せられてから、100 年が経とうとしています。この100 年間に制度的差別は徐々に改善されてきたと言えるかもしれません。しかし近年、「部落地名総鑑」がネットに流出したり、米ハーバード大学の教授が差別と虚偽に満ちた論文を発表するといった事件が相次ぎました。これらは単発的な事件ではなく、見えづらくなった部落差別は今も存在し、日本の民衆のなかに差別意識が脈々と続いていることに気づかされるできごとでした。
生まれながらに「貴いもの」をつくってきた天皇制。この天皇制というシステムは、どのように血統的差別秩序を生み出してきたのでしょうか? 日本近現代の差別を「異化と同化」「包摂と排除」といった軸で丁寧に検証する研究を重ねてきた黒川みどりさんをお招きし、なんとなくわかった気になっている天皇制とレイシズムの関係を学びます。どうぞふるってご参加ください。
【ゲスト紹介】
くろかわ・みどり:静岡大学教授。専門は被差別部落史、日本近現代思想史。レイシズムの視点から被差別部落を読み解く。著書に『被差別部落認識の歴史 同化と異化の間』(岩波書店、2021 年)、『創られた「人種」 部落差別と人種主義』(有志舎、2016 年)、『近代部落史―明治から現代まで』(平凡社新書、2011 年)、共著に『差別の日本近現代史包摂と排除のはざまで』(藤野豊と共著、岩波現代全書、2015 年)、『評伝 竹内好:その思想と生涯』(山田智と共著、有志舎2020 年)、編著に『部落史研究からの発信〈第2巻〉近代編』(部落解放・人権研究所、2009 年)など多数。
*オンライン参加は後日オンデマンド配信のみになります。
*新型コロナの感染状況によって、セミナー開催方法に変更の可能性があります。
参加のお申込み:Google フォームからお申し込みください。wamの2022年1月~3月のイベントにまとめて申し込めます。