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戦時性暴力、「慰安婦」問題の被害と加害を伝える日本初の資料館

日本軍「慰安婦」メモリアル・デー2022 @wam


午前の部:亡くなられた被害者に思いを馳せて~追悼のつどい

 

日 時:2022年8月14日(日) 11:00~12:00
場 所:wamエントランス
定 員:20名(予約制・先着順)のみ/オンラインはありません。
申込み:Googleフォーム または 電話で

2012年12月に台湾で開かれた日本軍「慰安婦」問題解決アジア連帯会議で、韓国の金学順さんが日本軍「慰安婦」制度の被害者として名乗り出た1991年8 月 14 日をメモリアル・デーと定め、2013年から世界各地で様々なイベントが開かれています。

wamでは、訃報が届いた被害女性たちにお花を捧げる「追悼のつどい」を2017年から開いてきました。今年も故人を知る人からメッセージを頂きながら、生き抜いた女性たちに想いを馳せ、偲ぶ時間を持ちます。参加費はありませんが予約は必要です。平服でご参加ください。


午後の部:日本軍「慰安婦」メモリアル・デー2022記念トーク
へいわって どんなこと?~「戦前」という日常のなかで

 

日 時:2022 年8月14日(日) 15:00~17:00
お 話:浜田桂子さん
会 場:wam オープンスペース
定 員:25 名(予約制・先着順)  
参加費:1000 円(18歳未満および選挙権のない方の会場参加は無料です)*オンラインは後日配信のみで、一律1000円です。
申込み:
Googleフォーム または 会場参加のみ電話も可能です。

平和を考えるための絵本というと、戦争の悲惨さや辛さを描いたものばかり――。そう考えた浜田桂子さんが、日中韓の絵本作家による平和絵本のプロジェクトとして、がっぷりよつに「平和」に取り組んだのが、『へいわって どんなこと?』(童心社、2011年)です。韓国や中国の絵本作家との交流をつうじて、戦争を被害ではなく加害として、そして戦争をする大人へ「NO!」をつきつける子どもからの宣言として、言葉を紡ぎ、絵を描きました。

暴力によって人間を従わせる空気に押しつぶされそうになる――そんな香港で刊行され、ウクライナ語で配信されているのは、大事な日常の暮らしと権利に気づき、消去法ではない「平和」を描きだしているからかもしれません。

ひるがえって、日本は「平和」といえるのでしょうか?

夏の午後、『へいわって どんなこと?』を浜田桂子さんに朗読していただき、この絵本に込めた思いやエピソードをうかがいます。参議院選挙の後、「平和」をつくる責任を考えるひとときに、ぜひ奮ってご参加ください。

はまだ・けいこ 1947年埼玉県生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。田中一光デザイン室勤務の後、子どもの本の仕事を始める。主な作品に『あやちゃんのうまれたひ』『てとてとてとて』(ともに福音館書店)、『まよなかかいぎ』『どうしよう』(ともに理論社)など多数。『へいわってどんなこと?』香港版が「2020 Hong Kong Book Prize」を受賞。国内外の子どもたちと命と平和を考えるワークショップも行っている。日本児童出版美術家連盟理事長、日本ペンクラブ「子どもの本」委員会委員、 日本文藝家協会会員。日中韓平和絵本のなかで、童心社から出版されなかった日本軍「慰安婦」をテーマにした『花ばぁば』(作:クォン・ユンドク、2018年、ころから)の日本語版の出版に尽力した。