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戦時性暴力、「慰安婦」問題の被害と加害を伝える日本初の資料館

【12.16】wam de cafe 松井やよりを語る 最終回

松井やよりの仕事をふりかえる
~アジア、世界、日本の責任~

展示では伝え切れなかった松井やよりさんの活動や思いを伝えたいー。

wamでは、松井やよりさんと出会い、活動をともにした人たちのお話を聞くwam de cafeを開催してきました。最終回となる第5回目は、アジアや女性、平和の課題にやよりさんとともに取り組んできた山口明子さんと武藤一羊さんを迎えます。1930年代に生まれ、キリスト教との縁が深く、1970年代にそれぞれ出会って国境を越えた活動を展開してきたおふたり。松井さんとの出会い、そして時代に挑んだ彼女の仕事とは何だったのかをお話していただきます。ぜひふるってご参加ください。

ミュージシャンのババカヲルコさんが、当日、「松井やよりの歌」を初披露してくれます! 松井やよりさんを知らない世代がどんな風にやよりさんをイメージして作詞・作曲したのでしょうか? お楽しみに!

日 時:12月16日(土) 14:00~17:00
会 場:AVACOチャペル(定員70名/要予約・先着順)
ゲスト:山口明子さん、武藤一羊さん
参加費:1000円 *オンラインは後日配信のみ。

申込みはこちらから(Googleフォーム)


山口明子(やまぐち・あきこ)

1935年生まれ。東京女子大学文学部卒業。キリスト新聞編集局を経て1966年から90年まで日本キリスト教協議会(NCC)事務局に勤務。その間に韓国の教会女性からの訴えを受けて、観光買春反対運動に参加、1977年「アジアの女たちの会」の設立メンバーに加わる。韓国問題キリスト者緊急会議を通して、韓国の民主化闘争を支援。1990年代はじめから、台湾の元「慰安婦」裁判、VAWW-NETジャパン、女性国際戦犯法廷など、日本軍「慰安婦」問題解決をめざす活動に関わってきた。現在、沖縄の辺野古基地建設反対の座りこみも続けている。訳書に『キーセン観光実態報告書』(NCCキリスト教アジア資料センター、1984年)、『中国に連行された朝鮮人慰安婦』(三一書房、1996年)。

武藤一羊(むとう・いちよう)

1931年生まれ。東京大学文学部中退。初期原水禁運動の専従、ジャパン・プレス社勤務などを経て、1960年代にベトナムに平和を!市民連合(べ平連)運動に参加。1969年に英文雑誌『AMPO』創刊、1973年に「アジア太平洋資料センター」(PARC)設立にかかわり、1996年まで代表、共同代表を務め、民衆による国際プログラム「ピープルズ・プラン21」を推進。 1998年に「ピープルズ・プラン研究所」を設立、共同代表。ニューヨーク州立大学(ビンガムトン)社会学部教員(1982~2000年)。著書に『主体と戦線』(合同出版、1967年)、『潜在的核保有と戦後国家』(社会評論社、2011年)、『戦後レジームと憲法平和主義―“帝国継承”の柱に斧を』(れんが書房新社、2016年)ほか、著書・訳書多数。