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戦時性暴力、「慰安婦」問題の被害と加害を伝える日本初の資料館

【2.11】wamセミナー 天皇制を考える(13):伊藤晃さん

「国民」が支える象徴天皇制
なぜ天皇制に終止符が打てないのか

天皇の戦争責任・植民地支配責任を問い、天皇制を維持してきた責任を見つめ直したいと、wamではセミナーを企画してきました。敗戦時に、なぜ天皇制に終止符を打てなかったのか。リベラル左派と言われる人たちはなぜ平成天皇を好んだのか。天皇制を問うことが、なぜ今もなおタブーであり続けるのか。これらの問いは、「象徴天皇制」を「国民の総意」で支えてきた現実と深く関わっています。

第13回目は、日本の社会主義者や共産主義者がどう天皇制に向き合い、向き合わなかったのかを、戦中に生きた人の言葉や行動に焦点をあてながら、丁寧に記録・分析する研究を重ねてきた伊藤晃さんをゲストに迎えます。このグローバルな激動の時代に、「天皇・国民一体」思想はどのような変化を迫られるのか――。ふるってご参加ください。

日 時:2024年2月11日(日・休) 14:00~16:30
お 話:伊藤 晃さん     
会 場:wamオープンスペース(定員40名/予約・先着順)
参加費:1000円 *オンラインは後日配信のみ。

申込みはこちらから(Googleフォーム)


【ゲスト紹介】いとう・あきら

1941年北海道生まれ。東京教育大学で日本史学を学ぶ。1971-2009年千葉工業大学に勤務。日本近代社会主義運動史、労働運動史、天皇主義史を研究。1977年に発足した運動史研究会で実質的な事務局を担い、雑誌『運動史研究』(1号~17号、1986年で休刊)を発行した。
著書に『天皇制と社会主義』(勁草書房、1988年)、『転向と天皇制 日本共産主義運動の1930年代』(勁草書房、1995年)、『「国民の天皇」論の系譜 象徴天皇制への道』(社会評論社、2015年)、共編に、加藤哲郎、井上學、伊藤晃『社会運動の昭和史 語られざる深層』(白順社 2006年)など多数。