日本語 English
戦時性暴力、「慰安婦」問題の被害と加害を伝える日本初の資料館

【2月11日(土)14時~】wam第14回特別展・特別セミナー ビルマに連れて行かれた朝鮮人「慰安婦」

ビルマ戦線の日本軍は、中国国民党を援助する援蔣ルートのひとつ、ビルマルートを遮断するため、ビルマから中国・雲南省にまで侵略し、激しい戦いを繰り広げました。日本軍はそのような「最前線」にまで、「慰安婦」を連れて行きました。
今回のセミナーでは、ビルマから雲南省の拉孟へ連れて行かれた朝鮮人被害者の朴永心(パクヨンシム)さんに光を当てます。朴永心さんに聞き取りをした金栄さんと、拉孟を中心に元兵士の聞き取り調査を続けてきた遠藤美幸さんをゲストにお招きし、被害者の証言と心の傷、そして元兵士が記憶する「慰安婦」の姿を語ってもらいます。
 
日 時:2017年2月11日(土・祝)14:00~
場 所:AVACO チャペル(wamと同じAVACOビル2階)
参加費:1000円(wam会員は900円、当日のwam入館料込)
*当日は休館日ですが、セミナー終了後に特別開館・館長ガイドを行います。


 
ゲスト
金栄(きむよん) さん「朝鮮民主主義人民共和国の日本軍『慰安婦』~ビルマに連れて行かれた朴永心さんを中心に」
ルポ・ライター。在日朝鮮女性史。共著に『海を渡った朝鮮人海女―房総のチャムスを訪ねて』(新宿書房、1988年)、『朝鮮学校ってどんなとこ?』(社会評論社、2001年)、『軍隊と性暴力―朝鮮半島の20世紀』(現代史料出版、2010年)。
 
遠藤美幸(えんどうみゆき) さん「『全滅戦』を生き延びた兵士が語る『慰安婦』~拉孟守備隊の元兵士たちへの聞き取りから」

神田外語大学非常勤講師。日吉台地下壕保存の会運営委員。不戦兵士・市民の会理事。著書に『「戦場体験」を受け継ぐということ―ビルマルートの拉孟全滅戦の生存者を尋ね歩いて』(高文研、2014年)。インタビュー記事「戦場の体験をなぜ聞くのか」(『世界』2016年5月)。