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戦時性暴力、「慰安婦」問題の被害と加害を伝える日本初の資料館

第2回特別展 「松井やより 全仕事」展

【展示期間】 2005年12月11日(日)- 2006年4月23日(日)

松井やよりの全仕事を通して、1960年代からの日本とアジアの民衆ーとりわけ苦難のうちにもたくましく生きてきた女たちの現代史に触れてみませんか。松井やより(1934年から2002年)は日本を代表するジャーナリストの一人でした。彼女の記事を読むと読者は、「私たちは何に怒り、どう行動すべきか」を考えずにはいられなくなります。公害、食品汚染、貧困、買春観光、戦争の傷痕、開発援助と環境開発、日本の戦争責任、「慰安婦」…。どれも鋭い切り口で世論を喚起しました。彼女はそのかたわら、市民活動にも積極的に参加しました。女性運動家としていくつものNGOを立ち上げ、2000年には女性国際戦犯法廷を提案し実現させました。彼女の足跡から、日本の女性運動やアジアと連帯するNGOの歩みを知ることもできるのです。


【カタログ】

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松井やより全仕事展