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戦時性暴力、「慰安婦」問題の被害と加害を伝える日本初の資料館

データベース「松井やよりが書いたもの」公開!

「女たちの戦争と平和資料館をつくってほしい」との遺言を残して松井やよりさんがこの世を去って20年となり、昨年12月からwamでは企画展「いま、再び出会う 松井やより 全仕事」を開催しています。

そして、生誕89年となる今日、松井やよりさんが書いたものの目録をオンラインで公開しました。

ジャーナリスト・活動家 松井やよりの記事データベース
松井やよりが書いたもの

松井さんが書いたものは、膨大で、テーマも多岐にわたります。なかでも朝日新聞に書いた約1500点の記事の目録にはぜひご注目ください。小さなベタ記事など署名がないものも、松井さんがすべてノートにスクラップして保存していたからこそ、彼女の記事だとわかります。

また、ミニコミや雑誌等に掲載された記事も多種多様です。これらは「朝日新聞の紙面に掲載されなかったボツ記事集だ」と語っていた松井さん。新聞記者として、活動家として、怒りとともに書きまくった姿を思い起こすことができます。

wamのオープンスペースでは、松井さんが書いた新聞・雑誌・ミニコミの記事や書籍を閲覧できるコーナーを作っています。これをぜひ読んでみたい!というものがありましたら、ぜひwamにご来館ください。

4月23日(日)には、データベース作成のため、書籍、雑誌記事の目録情報の入力や追加調査といった手のかかる作業の中心を担ったwamの助っ人・高橋さんをゲストに迎えてwam de cafeを開催します。生の資料と向き合ったからこそ見えてきた、面白い発見などを語ってくれます。こちらもぜひご参加ください。詳細、お申し込み方法はこちら

ぜひ、ウェブサイトをご活用いただき、周りにも広くお知らせいただけましたら幸いです。

2023年4月12日
アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)