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戦時性暴力、「慰安婦」問題の被害と加害を伝える日本初の資料館

wam de cafeシリーズ 松井やよりを語る(4)フィリピン、JFCと松井やより

2002年12月に「女たちの戦争と平和資料館」 の夢を託して亡くなった松井やよりさん。

wamではこの20年の節目に、2022年12月から企画展を開催するとともに、松井さんが書いた新聞記事やミニコミ、書籍のデータベース「松井やよりが書いたもの」を制作し、ウェブサイトで公開しました。展示を見に来た方やウェブサイトを閲覧した方々の感想からは、松井さんの言葉や生き方を思い出したり、アジアや日本社会の様々な課題への関心を呼び起こしている様子がうかがえます。wamでは、展示では伝え切れなかった松井さんの活動や、活動をともにした人たちと話をする場をつくりたいと、wam de cafeを開催しています(5回開催予定)。松井やよりさんを知る人も、知らない人も、ぜひご参加ください。

第4回 フィリピン、JFCと松井やより

日 時:10月22日(日)15時~
会 場:wam オープンスペース(定員30名/要予約・先着順)*後日配信あり(翌日から2週間)
ゲスト:伊藤里枝子さん(JFCネットワーク事務局長) 
参加費:700円

  • オンラインは後日配信のみ。ご予約はGoogleフォームで。
    メール(wam@wam-peace.org)または電話(03-3202-4633)での予約も受け付けています。

JFC—フィリピン人と日本人の間に生まれた子どもたち—を、知っていますか?
松井やよりさんは、1980年代以降、日本にエンターテイナーとして出稼ぎにやってきたフィリピン女性たちの性搾取や、セックスツアーや駐在員としてフィリピンへ行った日本人男性の無責任さを新聞紙面で厳しく問うてきました。JFCの両親が幸せな関係を築く場合もありますが、なかには父親が姿を消したり、養育費を支払わないなど精神的・経済的に苦しい生活を余儀なくされる子どももいました。この問題を深刻にとらえた弁護士の有志が1993年に「JFC弁護団」を結成し、翌1994年、松井さんは阿蘇敏文牧師とともに「JFCを支えるネットワーク」の設立を呼びかけ、初代代表をつとめました。

ゲストの伊藤里枝子さんは「JFCネットワーク」の事務局長として長年活動を続けています。父親から出生後に認知されたJFCの日本国籍を求める裁判では、2008年に最高裁で勝訴判決を獲得、翌年の国籍法改正を導きました。一方で、2022年の成年年齢引き下げや国籍法改正は、JFCの国籍取得にも影響を与えています。wam de cafeでは、松井やよりさんの思い出やJFCネットワークのこれまでとともに、この間のフィリピンと日本をめぐる社会の変化についてもお話していただきます。


(特活)JFCネットワーク
JFC(Japanese-Filipino Children)の父親捜し、認知や養育費請求、日本国籍取得等の特に法的支援活動を中心としたJFCの権利擁護のための活動を行っている。マニラのマリガヤハウス、ダバオのRGS-COWなどの現地の団体と連携し、フィリピンで子どもたちやその母たちから直接相談を受け、日本の弁護士たちの協力を得て裁判手続きを行っている。