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戦時性暴力、「慰安婦」問題の被害と加害を伝える日本初の資料館

8.14 日本軍「慰安婦」メモリアル・デー@wam 追悼のつどい&トークイベント

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トークイベント
戦時性暴力を語ること・聞き取ること~沈黙を強いるものとの闘い

日 時:2018年8月14日(火)14:10~16:00
場 所:AVACOチャペル
参加費:1000円 

*終了後に臨時開館します(トーク参加者は入館無料)
 ぜひ「追悼のつどい」と合わせてご参加ください

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人権侵害…とりわけ国家権力による人権侵害は、長い間タブーとされて隠蔽・抹殺・改竄・歪曲されることが多く、真相究明は困難を極めます。日本社会の女性差別、階級差別、民族差別が集約された日本軍の「慰安婦」制度、戦時性暴力は、まさにこれにあたります。「慰安婦」被害が告発されてから30年近く経っても、日本では未だに政府も右派・歴史修正主義者も、官民一体となって被害者の証言を否定し、自国の戦争犯罪に向き合おうとしません。

中国山西省で長年、性暴力被害者への聞き取りを行い、元日本兵や目撃者証言を集め、日中の戦史資料や公文書を発掘してきた石田米子さんに、戦時性暴力の証言を忌避し続けている戦後日本で、歴史家や市民が証言に向き合うことの意味について語ってもらいます。
ゲスト:石田米子(いしだよねこ)
岡山大学名誉教授。専門は中国近現代史。「山西省における日本軍性暴力を明らかにし、大娘たちとともに歩む会」の共同代表。1996年から山西省の性暴力被害者の聞き取り調査を始め、1998年からは裁判訴訟の支援と医療支援を続け、被害女性や村人たちへの聞き取りと資料発掘を行ってきた。2007年からは中国各地で日本軍性暴力パネル展開催にも取り組む。共編著に『黄土の村の性暴力』(2004年)、『ある日本兵の二つの戦争』(2005年)など。

聞き手:池田恵理子(いけだえりこ)
wam名誉館長。元NHKディレクター。1996年までに「慰安婦」番組を8本制作したが、企画がボツになり続けてからは、市民活動として証言の映像記録や2000年の女性国際戦犯法廷に取り組む。「山西省・明らかにする会」の一員として聞き取り調査を行い、石田米子さんとともに、日本軍性暴力パネル展実行委員会の共同代表。共編著に『黄土の村の性暴力』(2004年)、『NHKが危ない!』(2014年)など。


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追悼のつどい
亡くなられた被害者に思いを馳せて

日 時:2018年8月14日(火)13:00~13:30
場 所:wamエントランス

*平服でご参加ください。

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昨年の8.14メモリアル・デーに、wamではエントランスに並ぶ日本軍から受けた性暴力被害を語ってくれた女性たちの「追悼のつどい」を開きました。これまでに亡くなられた女性の写真に白い花を添え、一人ひとりについて支援者のみなさんに紹介いただきました。

昨年のつどいの後にも、悲しいことに女性たちの訃報が一人またひとりと届いています。wamの今年のメモリアル・デーは、昨年の8月14日からの1年間に亡くなられた被害女性たちにお花をささげる追悼のつどいを開催します。どうぞ、ご参加ください。